FPコンパス永森です。
6月18日大阪市北区を震源とする震度6弱の大きな地震がおきてしまいましたね。亡くなられた方のご冥福と被害にあわれた方々にお見舞いを申し上げます。
山形は久々に梅雨らしい恵の雨が降っていますが、被災地大阪など近畿地方では記録的な豪雨が降っているようです。被害が拡大しないことを願います。
気象庁の記者会見
記者会見した松森敏幸・地震津波監視課長は「同断層帯が活発化するか分からないが、周辺で平常時より地震活動が活発になっている」として、引き続き揺れに警戒するように述べた。
発生が警戒されている南海トラフ地震との関係については」「陸のプレート内部で起きた地震で規模自体があまり大きくなく、直接影響を与えているとは考えにくい」と否定的な見方を示した。
気象庁によると、今回の地震の震源は大阪平野から六甲山地に延びる有馬―高槻断層帯の東端近く。
松森課長は「今回の場所ではこれまであまり地震が多く発生しておらず、今回の地震はかなり珍しい」と指摘したが、 同断層との関係については「今回が断層帯の一部なのか、活断層として動いたのかは現時点では分からない」と明言を避けた。
発生原因についても「東西方向から押される力によるか、断層が上下にずれる『逆断層型』かは今後解析しないと分からない」と述べた。
同断層帯では1596年にマグニチュード(M)7.5とされる「慶長伏見大地震」が発生した。
政府の地震調査委員会は、同断層帯について、30年以内の地震発生確率を「0.1%未満」としている。
有馬―高槻断層帯の西に延びる「六甲・淡路島断層帯」では1995年1月17日に、M7.3の「阪神大震災」が発生しているが、松森課長は「阪神大震災とは関係ない」と述べた。
地震保険について
今回の大阪の地震は、震源が13kmと浅い直下型の地震だった事もあり、限定された地域での水道管・ガス管破裂や停電などのライフラインの被害がニュースで流れていました。今後は損害保険会社による建物被害への調査が始まりますが、一部損壊などはかなりの件数に上るとみられています。
気象庁の会見でも述べられていますが、「今回の場所ではこれまであまり地震が多く発生しておらず、今回の地震はかなり珍しい」との指摘で、 同断層との関係については「今回が断層帯の一部なのか、活断層として動いたのかは現時点では分からない」とのことです。つまりいつどこで地震による被害がおきるかは誰もわからないのです。
山形県民には、甚大な被害が発生した東日本大震災においても大きな被害が少なかったことから、山形は災害に強いという安全神話的な思い込みがありますが、もし大きな地震による建物の被害が大きかった場合、住宅ローンを残したままの建替えや老後生活資金を住宅建替え資金に投入しないといけなくなり、地震に備えたリスクファイナンスは日本に住む限り必要不可欠なものではないでしょうか。
地震による火災や建物の損壊は火災保険では補償されません。地震保険をきちんと付保しましょう。
山形盆地断層についてご確認下さい。
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