あなたの保険、ちゃんと機能していますか?年に一度の確認が大切な理由

こんにちは、FPコンパスの伊藤です。
あなたはご自身の加入されている保険の詳しい内容を、すぐに思い出せますか?
実は、保険代理店に勤める私でさえ、細かい部分は「あれ?どうだったかな?」と確認が必要になることがあります。
保険は目に見えない商品です。給付される条件はすべて「約款」という書類に書かれています。もし保障(補償)内容を正しく把握していなければ、そもそも保険金を請求することすらできません。請求できないということは、せっかく保険料を支払っていても、肝心な時に保障が受けられないのと同じこと。これでは、何のために保険に入っているのか分かりませんよね。本当にもったいない話です!
「知っていれば…」を防ぐために
FPコンパスでは、お客様に安心して保険をご活用いただくため、最低でも年に一度は直接お会いし、保障内容をご確認いただくアフターフォロー活動を行っています。
お会いすることで、ご自身の保障(補償)内容を改めて確認できます。そして、
- 当初なぜこの保険に加入したのか
- 給付を受けられる条件は何か
- 請求する際に何が必要なのか
といった大切な点を定期的に確認いただけます。
特に、ご契約から年月が経過している場合は注意が必要です。保障の見直しが不要だとしても、改めて内容を確認しておくことは非常に重要です。
「もし知っていたら…」の具体例

先日、医療保険にご加入のお客様が手術を受けられました。簡単な手術だったため、日帰り手術を選ばれたのですが、請求前に改めて詳しい保障内容をご説明したところ、**「入院手術の給付金は日帰りの4倍だったなんて…知っていれば入院すればよかった、失敗した!」**とおっしゃっていました。
また別のケースでは、自動車が突然故障し、自宅に帰るためにタクシーを利用し、高額な出費で大変だったというお客様がいらっしゃいました。実はご契約の自動車保険には、事故や故障で車が動かなくなった場合の**「自宅への帰宅費用」も補償に含まれていた**のです。そのことをご存知なかったため、ご自身で費用を負担して帰ってこられたそうです。幸い、担当者がその話を聞くことができたので、後日、移動費を保険でお支払いすることができました。
それだけではありません!より大きな問題に発展することも
これらは「小さなこと」に思えるかもしれませんが、実は非常に重要なことです。さらに、以下のようなケースも起こり得ます。
- 何百万円もの死亡保険金が、受取人の住所が不明でお届けできない。
- 受取人がすでに亡くなっていたにもかかわらず名義変更がされておらず、複数の法定相続人が受取人となり、人数把握や手続きに多大な労力を要した。結果、遺族は想定よりも少ない保険金しか受け取れなかった。
- 契約者が死亡しており、遺族の連絡先が分からず、本来お支払いできるはずの保険金が支払えないままになっている。
保険を「生きた契約」にするために
契約した保険を**「いざという時に正しく機能させる」**ためには、内容の把握はもちろん、受取人やご家族・ご親族との情報共有も不可欠です。
年に一度はぜひお顔を合わせ、保険に対する「想い」も一緒に共有させていただけたら幸いです。あなたの保険が、本当に必要な時にあなたとご家族を支えられるよう、FPコンパスがお手伝いさせていただきます。


FPコンパスファイナンシャルプランナー
1981年2月生(うお座)/神奈川県出身/東京造形大学デザイン科卒
1男1女の父/趣味:ランニング(月200km)登山、料理、筋トレ、社会人サッカー所属
印刷会社でデザイナーとして11年勤務。その後ソニー生命で5年、生命保険を取扱う。
2018年妻の病(がん)をきっかけに山形へ。経済的・精神的不安定な時に、頼れるのは国の社会保障と自分の蓄え、そして人のつながりだと痛感。この経験を活かし、困ったときに頼れる、困らない「しくみ」と「保障」を提供し続けます。
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