こんにちは。
山形天童で公務員向けに情報発信しておりますFPコンパスの伊藤です。
今回は保険の中で最も大事な保険は何?ということで解説していきます。
FPコンパスの阿部茂仁です。今日はよろしくお願いいたします。
保険の中で最も大事な保険は?
保険の中で一番大事な保険って何だと思いますか?
自動車保険です!
そのとおり!
タイトルにもありますし(笑)
では、なぜ自動車保険が一番なのでしょうか?
億単位の損害が発生する可能性がある為です。
億単位の金額をもし賠償しなければならないとなったら、家計で支えるのは難しい金額ですね。人身事故はもちろん、例えばトラックなども積荷次第で数千万円する場合もあります。
損害金額が大きいものは、保険にしてリスクを移転しておくべきですね。
人身傷害3000万円問題
通常、対人対物の補償は無制限が一般的ですが、人身傷害はどうでしょうか?
3000万円や5000万円という方が大半で、とても心配になります。
人身傷害は自分たちの補償。事故でケガをしてしまった際に、自分にも過失※がある場合、この人身傷害保険から保険金が支払われる。
お互いにどれくらい責任があるかを数字で表したもの。9:1や5:5のように表す。
対人対物と同じように人身傷害も億単位の損失もあり得るので、やはり補償は無制限にしておくべきでしょう。
人身傷害は治療費以外にも逸失利益※も補償されます。ここも大きな金額になります。
交通事故に遭わなければ本来得られたはずの収入のこと
仮に3億円の賠償を認められても、自分の過失が多いと、相手からは一部の賠償金しか支払われません。残りの何億何千万円はどこから支払われるのかといったら、この人身傷害補償からになります。もしものことを考えると、3000万円などでは足りないのが分かりますね。
車両保険は必要か
私は急な出費があるのは避けたいのであったほうが良いと考えますが、いかがでしょうか?
保険料とのバランスだと思います。
対人・対物補償・人身傷害補償に比べ、上限がご自身の車の現在価値になるので、優先度はさほど高く無いと考えます。
必須特約3選
基本の補償はよく分かりました。
自動車保険には特約が沢山ありますが、どのような特約が大事なのでしょうか。
必須の特約「3つ」ご紹介します!
- 弁護士費用特約
- 個人賠償責任保険
- ドライブレコーダー
弁護士費用特約について
交通事故で被害にあった時、ケガやクルマ等の損害に対する賠償請求を弁護士へ委託する場合に発生する費用や法律相談にかかる費用を補償します。
事故の際の交渉は保険会社を介して行いますが、もらい事故などの場合(過失が0:100)、保険会社は交渉に出られません。
そうすると自分自身で相手と交渉しなくてはなりませんね。相手がいい人とは限らないですし、モメてしまうようなケースも考えられるので、自分は悪くないのに、交渉しなければならないのは気が重くなります。
そのとおりです。弁護士に委任できれば自分自身で交渉をしなくて済みます。
他にも事故の際に支払われる保険金には計算式がありますが、使われる基準が保険会社と違い弁護士では高額になります。
ご自身が不利にならないようにも、やはり必須の特約の一つといえます。
個人賠償責任保険について
自動車事故以外での日常的な活動において、他人にケガを負わせてしまったり、モノを壊してしまった時に賠償責任が発生した場合に補償されます。自転車などでの事故で適用になります。
自転車は未成年の事故が多く、賠償金額も場合によってはかなり高額になりますよ。
小学生が乗った自転車にはねられて植物状態になったとして、被害女性(67)の家族と保険会社が児童の母親(40)に対し、計約1億600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、神戸地裁の田中智子裁判官は4日、児童の母親に計約9500万円を支払うよう命じた。 2013/7/5 神戸新聞より抜粋
この事例は有名ですね。自転車事故の賠償が高額になっているので全国で自転車保険を義務化する動きがあります。
この特約は一家に1つあれば、同居の家族と未婚の別居の子まで補償されます。火災保険やケガの保険にもつけることができるのですが、自動車保険につけた場合は、「示談交渉」までしてくれる点がポイントですね。
それは心強いですね!
ドライブレコーダーについて
最後はドライブレコーダーです!
保険会社の特約で付けるドライブレコーダーには通信機能がついているので(SIM有り)、事故時の「強い衝撃」を感知すると即座にサービスセンターと繋がります。
映像が送信され、客観的で正確な情報が把握されるので安心できますし、事故解決もかなり短縮されます。
私もドライブレコーダーは特に必須の特約だと思います。悪質な信号無視の事故で自分が明らかに青だったとしても、目撃者がいない限り証明することはほぼ不可能です。相手が素直に認めてくれれば良いですが、お互い「青」主張となると過失50:50からのスタートとなります。(信号無視で相手が赤の場合、本来は0:100)
それはちょっと納得いかないですね。。。
交通弱者の歩行者や自転車との事故の場合も同様です。
例えば自転車が一時停止を無視し、スマホ片手に飛び出して衝突、自転車に乗っていた方は両足骨折の大怪我をしたとします。
明らかに自転車が悪そうですが。。。
自動車側に落ち度がなくても目撃情報などの証明が無い限りは自動車側に大きな過失となるケースがほとんどなんです。
納得できないとモメてしまうと、さらに大変になり、「こちらは大怪我しているのに誠意がない」、と刑事罰に処させることもありえます。
自分の潔白を証明する為にも、映像は大変重要な要素になります。
公務員の方には特に必要ですね!
注目特約
他に注目すべき特約はありますか?
対歩行者等傷害特約
一部の保険会社にしかない特約ですが、早期解決には絶大な効果を発揮します。
どのような補償ですか?
歩行者にも過失がある場合、法的にはその過失分を賠償をする責任はありません。しかし、歩行者側の相手は交通弱者なので被害者として主張する場合が多く、治療費等を全額支払うよう求められたり、最悪刑事罰になるケースもあります。
この特約があれば、相手の過失分に関係なく保険金が支払われるので、早期解決や刑事罰になるとその後のキャリアに大きく影響のある公務員さんには特につけて頂きたい特約です。
それは困りますね。相手がお子さんだったりすると尚のことですね。
携行品特約
私のお勧めはこの特約ですね。
車に積んである持ち物が対象の補償ですが、例えばゴルフクラブやキャンプ用品、スキー道具など携行品が壊れたり盗まれてしまった場合に、補償されます。
保険料もそこまで高くないので、よくレジャーで外出される方はつけておくと活躍しそうですね。
まとめ
・最も大事な保険は「自動車保険」
・対人対物だけでなく、人身傷害も無制限に
・必須特約3選は「弁護士」「日常賠償」「ドラレコ」
・対歩行者特約や携行品も有効な特約
ということで、自動車保険についてお送りいたしました。
動画では、家計防衛隊長の佐々木FPも登場!
気になる保険料を安くするには?といった話題についても解説していますので気になる方は、ぜひ御覧ください。
ご自身の補償がよくわからない等の不安や担当が詳しく教えてくれないといった不満がありましたら、当社までぜひご相談ください。
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