保険代理店FPとして、あえて“変額保険”をおすすめする理由
最近は、
- 新NISA
- 投資信託
- オルカン
- S&P500
など、「資産運用」の話題を見ない日はありません。
SNSやYouTubeでは、
「保険は必要ない」
「投資信託だけで十分」
「手数料の安い投資信託が一番」
という意見もよく見かけます。
たしかに、
“運用効率だけ”を考えるなら、
NISAで投資信託を積み立てる方法は、とても合理的です。
私自身も、それを否定するつもりはありません。
ただ、保険代理店FPとして、
実際にたくさんのお客様とお話をしていると、
「理屈では正しい」ことと、
「現実に続けられる」ことは別
だと感じています。
投資信託は「自由すぎる」こともある
NISAの投資信託は、とても自由です。
- 積立額を変えられる
- いつでも売れる
- 積立を止められる
- 商品を変更できる
これは大きなメリットです。
でも、長い目で見た資産づくりでは、
その“自由さ”が逆に難しさになることもあります。
実際に、
- リーマンショック
- 東日本大震災
- コロナショック
など、大きく相場が下がった時に、
不安になって売ってしまった方もたくさんいました。
「長期投資だから、そのままで大丈夫」
と言うのは簡単ですが、
実際に何百万円も減ると、
平常心でいるのは簡単ではありません。
特に、
金額が大きくなるほど、
人は迷いや不安を感じやすくなります。
お金の不安は、心の負担になりやすい
私たちは毎日、
- 仕事
- 家事
- 子育て
- 親のこと
- 健康のこと
など、たくさんのことを考えながら生活しています。
そこにさらに、
- 株価が下がった
- 円安・円高
- 今後どうなる?
- 売った方がいい?
と、お金の不安が加わる。
これは思っている以上に、
心の負担になります。
本来は「ほったらかし投資」のはずなのに、
気になって何度も見てしまう。
そんな方も少なくありません。
変額保険の本当の強み
変額保険の強みは、
「すごく増えること」だけではありません。
私が一番大きいと思っているのは、
「続けやすいこと」
です。
例えば、
- 毎日評価額を見ない
- 老後資金として分けて考えやすい
- 教育費や生活費と混ざりにくい
- 途中で使いにくい
- 半分強制的に積み立てできる
という特徴があります。
つまり、
「途中でやめにくい仕組み」
になっているんです。
これは、人によっては大きなメリットになります。
「設計書」がある安心感
変額保険には、
「設計書」があります。
- 毎月いくら積み立てるか
- 何年後にどれくらいになる想定か
- 老後に向けてどう準備するか
を、ある程度イメージできます。
もちろん、
将来の金額を保証するものではありません。
それでも、
「将来の見通しが見える」
という安心感は、
特に女性のお客様にはとても大きいと感じています。
ただ増やすだけではなく、
- 老後
- 教育費
- 万一の備え
など、
人生設計と一緒に考えられるのが、
変額保険の特徴です。
実際には「コツコツ続けた人」が強い
今の70代くらいの方で、
- 3,000万円
- 4,000万円
くらいの資産を持っている方は珍しくありません。
でも、
その多くは、
「投資で大成功した人」
というより、
「長年コツコツ積み立ててきた人」
です。
特に、
- 公務員
- 教員
- 銀行員
- 大企業勤務
などの方は、
堅実に貯めてきたケースが多い印象です。
反対に、
投資信託を途中でやめてしまったり、
不安で売ってしまったりする方も、
実際にはたくさん見てきました。
私が考える「安心しやすい順番」
私は、資産づくりは
次の順番が現実的だと思っています。
① 現金預金
(生活費・緊急予備資金)
まずは、
急な出費に困らないこと。
② 保険での積立
(15年以上の長期・目的別)
- 老後
- 教育費
- 相続
など、
「できれば使わず残したいお金」を分けて準備。
③ NISA・投資信託
(余裕資金)
値動きを受け入れられる範囲で、
無理なく活用。
最後は「誰と続けるか」
資産づくりは、
最後は“人”だと思っています。
どんなに良い商品でも、
途中でやめてしまえば意味がありません。
FPの役割は、
「その人に合った、続けやすい仕組みを作ること」
だと私は考えています。
もちろん、
- 自分でしっかり管理できる方
- 値動きが気にならない方
は、NISA中心でも良いと思います。
でも、
- あまり難しいことは考えたくない
- 老後資金は別にしておきたい
- 不安を減らしたい
- コツコツ続けたい
という方にとっては、
変額保険はとても相性の良い方法だと思っています。
※本記事は、保険代理店FPとして日々の相談業務の中で感じている実務的な視点をまとめたものです。
資産形成には様々な考え方がありますので、ぜひ幅広く情報収集をしながら、ご自身やご家庭に合った方法をご検討ください。

FPコンパスファイナンシャルプランナー
1981年2月生(うお座)/神奈川県出身/東京造形大学デザイン科卒
1男1女の父/趣味:ランニング(月200km)登山、料理、筋トレ、社会人サッカー所属
印刷会社でデザイナーとして11年勤務。その後ソニー生命で5年、生命保険を取扱う。
2018年妻の病(がん)をきっかけに山形へ。経済的・精神的不安定な時に、頼れるのは国の社会保障と自分の蓄え、そして人のつながりだと痛感。この経験を活かし、困ったときに頼れる、困らない「しくみ」と「保障」を提供し続けます。


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