こんにちは。
山形天童で公務員向けに情報発信しております
FPコンパスの伊藤です。
今回は火災保険の「特約」と「家財保険」について解説していきます。
助手のきみ子です。よろしくお願いいたします。
火災保険の特約 主な特約5つ
様々な特約がありますが、よく使われる特約を5つご紹介いたします。
① 地震火災費用特約
地震保険を選択すると自動で付くことが多い特約です。
地震のときの火災って火災保険だけじゃだめなんでしたっけ?
そのとおり!
地震保険に加入すると、地震での火災の場合は、火災保険金の半分まで補償されます。この特約をつけることで、+5%~+50%の補償を上乗せできます。
補償の範囲が広がるということは・・・
当然保険料も上がります。
ですよね・・😂
② 臨時費用保険金特約
支払われる火災保険金に上乗せして支払われる特約です。
甚大な被害に遭った際、修理できるまで家に戻れない状況も考えられますよね?
たしかに。一時的にホテルに行くことも考えられますね。そういう費用って保険からは出ないんですか?
損害保険は実損払いといって、基本的には壊れた物を元に戻すための費用を支払うので、上記のような臨時で出ていく費用は補償されていません。
だからこういった特約があるんですね!
そうですね。
この特約を付ける場合は+10%か+20%かで選ぶ形となります。
③ 個人賠償責任保険特約
他人の財物に損害を与えたり、怪我をさせてしまい、賠償しなくてはならない時に、最大で3億円まで補償される特約です。
自動車保険の特約でも同じものがありますね!
そうですね。自動車保険に付帯している場合は重複するのでこの特約に加入する必要はありません。無い場合はつけておいたほうが安心でしょう。
例えば、図のように屋根に積もった雪が落ちて通行人にケガを負わせた、隣の家の窓ガラスを割ってしまった、自転車で他人を傷つけてしまった、という場合に活用できます。
ご近所さんと揉め事にならない為にも、大事な特約ですね~
④ 失火見舞費用補償/類焼損害保険金特約
失火見舞いは1世帯あたり30万円、類焼損害は1事故あたり上限1億円までを補償する特約です。
確か、類焼させてしまっても、失火元は賠償する必要がないんでしたっけ。。。
失火責任法ですね。そのとおりです。
「失火の際は隣家への損害賠償はしなくてよい」となっていますが、それまでの近所付き合いや、責任を感じ何かしら賠償をしなくては、、、と思うものではないでしょうか。
そう思いますね。。。💦
類焼損害保険金は、類焼先が入っている火災保険がある場合はまずはその火災保険から保険金が支払われ、不足する部分に対してこの補償で対応する形となっています。密集地帯や木造の家の場合は加入を検討しましょう。
⑤ 特定機械設備水災補償特約
エコキュート等の特定電機機器が水災で損害が発生した際に補償されます。
水災補償でカバーできないのですか??
水災の補償条件は床下45センチ以上、もしくは30%以上の損害が生じた際に補償されますが、この条件以下の状況でも外部にある機器が破損してしまう場合に適用されます。100万円が上限の所が多いようです。
盲点でした💦
家財保険について
家財保険、加入してますか?
建物は入ってますが、家財は、、、まだです💦
建物の火災保険は契約している方が8割程ですが、家財保険は約5割だそうです。まだまだ少ないですね!
意外と高い家財
家財は一つ一つは建物に比べて何千万円もするものではないですが、点数が多く、まとめると意外と高額になります。年齢と家族構成によっておおよその金額が示されています。
自分の持ってる家財って全部でいくらぐらいになるんだろう・・・?
一度総額を計算してみるといいですね。実際に契約する場合は、ご自身が持っている家財の金額を超える部分は補償されないからです。
補償タイプはフルカバー
家財保険を契約する場合は、破汚損までカバーされているタイプがおすすめです。小さいお子様やペットを飼われている方などは特に必須です。
うちは両方いるから必須だわ😅!!
家財保険の支払事由の6割以上が実は破汚損です。
ホントですね~
小さいお子さんがテレビを倒して壊してしまったり、パソコンに不注意で飲み物をこぼしてしまって故障させてしまったりしても補償されます。
スマホは対象ですか?
残念ながら、ほとんどの会社はスマートフォン等の通信端末や、メガネ、ラジコンは対象外となっております。。
何でも対象になるわけではないんですね。
そうですね。
あと、基本的には修理する費用を補償しますが、完全に故障して修理不可能になった場合は、再調達価格が保険金として支払われます。(買った当初と同等の物を新たに買い直す費用が補償される)
それはありがたいかも!
先日、あるお客様が古いパソコンが修理不可能となってしまいましたが、この再調達価格の保険金で新しい物に買い替えできたと喜んでましたよ。
30万円以上は明記物件
30万円を超える貴重品は補償に含まれませんので、予め明記物件として申し出をして頂く必要があり、他の家財とは別に補償をする必要があります。
うちにそんな高価なものあるかしら
自転車も家財に含まれ、盗難にあった場合なども補償されますが、30万円以上するロードバイクのような高額な場合は明記物件となります。
そういえば、夫が乗ってたかも。あれ、そんな高いんですか!?今度問いただしてみます(怒)
賃貸の場合の火災保険
家財の特約として借家賠償・修理費用補償という特約を契約している場合が多いかと思います。
シャッカバイ??どんな保険ですか?
借りている物件で火事を起こしてしまった、損害を与えてしまった場合に補償されます。不動産会社から言われるがままの内容で契約をしているケースがほとんどかと思いますが割高な場合があります。
なるほどー。
賠償保険は必須ですが、どこの会社からは本来は指定できません。部屋の更新のタイミングで年払いで契約している場合がほとんどですので、ご自身で調べて入り直しするのありだと思います。
わからないことがったらFPコンパスへご相談ください!
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